「法華心経」とは              
 「法華心経」 とは 「法華経」 の 心髄を 簡潔に説いた お経です。

          「法華経」(妙法蓮華経)とは       
 「法華経(妙法蓮華経)」は、「即身成仏」(凡夫がその肉身のままで菩薩道を行じ、仏となること)その他仏教の究極の教えを説き明かされたお経で、お釈迦さまの説かれた一切経の中の「最高の経典」といわれています。

        「般若心経」との違いは           
  ところで「般若心経」も、すべての仏教宗派に通じる「最高のお経」と言われ、有名なお経として親しまれてきました。しかし、その「最高のお経」と言われる意味合いが、「般若心経」と「法華経」では、かなり違います。

                「般若心経」の最高性          
「般若心経」は、仏の最高の智慧(般若波羅蜜多)が説かれた「大般若経」等の心髄を簡潔に説いたお経です。有名な「色即是空」の経文に示されるように、「この世の現象は本来は空であり実体がない」「実体のない現象に囚われ執着するから苦しむ」「色即是空を悟れば、一切の苦しみから解放される」という、仏教の根本原理を説かれたお経と言えるでしょう。
「般若心経」は、深い仏教哲学が説かれたお経ですが、それゆえ本当に身につくのは中々難しい。「色即是空」と頭では分かった様なつもりになったとしても、現実の生活は欲望から離れられないのが凡夫の姿でしょう。ですから、「般若心経」がこれほど流行しても、人間も世の中もあまり良くなってきません。

              法 華 経」の最高性          
「法華経」は、この現実の凡夫と現実の社会の実相を見据えたお経です。「法華経」には、般若心経のような仏教哲学はあまり説かれていません。代わりに、久遠の本仏と凡夫の関係、本仏と諸仏諸神との関係、釈迦仏滅後の仏教のあり方等が、説かれています。そして「私たち凡夫が、父母所生の肉身のままで五欲を捨てずに、菩薩道を行じ仏となる。そしてこの世が浄土となる」という「即身成仏」と「娑婆即寂光」の教えが示されています。「法華経」は、この凡夫と娑婆世界の現実に即した実践性ゆえに、末世の人類を救う「究極最高の仏教経典」と言われるのです。


         「南無妙法蓮華経」とは         
 鎌倉時代の乱世・特に地震疫癘飢饉戦乱と蒙古襲来という「未曾有の大難」の中で、日蓮聖人は、未曾有の大法・「南無妙法蓮華経」の御題目を創唱されました。この究極最高の経典「妙法蓮華経」を頂点として諸宗教を調和統合し、「すべての人が菩薩となり、この世を浄土にしてゆくこと」が必要と判断されたからです。
 以来七百数十年。しかしまことに残念ながら、日蓮聖人の教えが正しく伝えられ弘まっているとは言えない日蓮聖人門下諸教団の現状があります。もし正しく伝わっているならば、政財界・学者専門家から一般庶民まで、社会の危機を洞察し食いとめる「菩薩的人間」が随所に生まれて、2011年の3.11福島原発事故は未然に防げたはずだからです。

          「法華心経」の出現            

  21世紀は、西暦2001年の9.11アメリカ同時多発テロで幕を開けました。その10年後2011年の3.11東日本大震災・福島原発事故…まさに末法末世を示す、未曾有の(未だ曾て無い)災厄のさなか、仏滅後2500年・未曾有の経典「法華心経」が出現しました。
 この「法華心経」は、机上の思案から生まれたものではありません。(長浜妙法寺の先代住職 兒玉大果上人の遺作「妙法蓮華経八巻二十八品・紺紙金泥写経」から「写経用手本」を造る過程で)、現住職 兒玉一晃(秀樹)が「法華経の要句要文を選定して『法華心経』を編纂せよ」という、仏様の啓示 を 受けて出来上がった経典です。
 「お経は、釈迦仏が説かれたはず。仏様でもない者が編纂しても良いの?」という疑問があり得ると思いますが、近代仏教文献学の発達で、仏教の経典はすべて後世の仏弟子によって編纂されたこと、特に大乗仏教の経典(般若経、法華経等)は、お釈迦さまの教えを元としながら、後世の仏弟子が発展的に編纂したものであることが分かってきました。これを「大乗非仏説」と言います。

         ~ 21世紀 「法華心経」へ                                             
 お釈迦さまの滅後2500年以上、社会の構造が激変した21世紀現代に対応する「新しい仏教経典」の編纂は、むしろ切実な時代の要請です。「法華心経」は、この時代の要請に応えるものです。
 日蓮聖人の「南無妙法蓮華経」の「お題目」は深甚ですが、あまりにも簡潔で、そこに含まれている法華経の内容がつかみ難い。
 他方、「妙法蓮華経」(法華経)は、あまりに大部で教えの要点がつかみ難い。
 この「お題目」と「法華経」の間をつなぐのが、法華経の心髄を簡潔に説いた教典 「法華心経」です。これによって、「法華経には、どういう事が説かれているのか?」その柱が分かります。
 識字率が極めて低かった昔は、お題目「南無妙法蓮華経」だけで良かったのでしょうが…、現代情報化社会において、法華経を正しく理解し実践し、正しく弘めていくために、この「法華心経」は絶対に必要な経典です。


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 なお、出来るだけ早期に「法華心経」に関するブログを立ち上げて、意見交流が出来るようにしたいと存じます。

 

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